微生物の働きと光合成を利用した栽培といっても一般的にはなじみがありません。
それも、そのはずです。オンリーワンの栽培方法だからです。
私達はこれを「玄米アミノ酸微生物農法」と呼んでいます。
玄米を中心にして微生物資材の開発をしたからです。
栽培技術を開発するのに、なぜ30年も歳月を必要?
そこがとても大切です。
微生物資材の開発、光合成資材の開発に30年が必要だったのです。
さらに資材の開発が出来たとしても、現場で使用して結果が出るのかを検証しなくてはなりません。
農業の現場といっても、北と南に細長い日本では農地に大きな違いがあります。その大きな違いを克服して、どこでも同じような結果を出せるようにしなくてはいけないのです。
冬のあるなし、気温の高い低い、雨の多い少ないまで一定の栽培結果が出るようにしなくてはいけないのです。
これは簡単ではありません。
あらゆる状況に適応できるように資材の開発が必要になってくるのです。
かなりレベルの高い技術開発をしないと日本全国で通用するようにはできないのです。
微生物資材によって土壌の問題を解決しました
しかし作物が育っていくためには光合成が大切です。
光合成なくして作物は育たないのです。自然の光というのもあります。
しかしそれだけでは、光合成は足りないのです。
光合成をいかに活発に促進させることができるかも研究して技術開発をしました。
その結果、病害も虫害も連鎖障害すら出ない栽培方法の開発に成功したのです。
光合成が促進されると圧倒的に違うのは糖度と食感
トマト、キュウリでも糖度は10倍くらいになります。
みかんでも15度は軽く超えるようになります。
野菜でも糖度はグーンとアップします。
7~8度にはなります。
糖度が高いと日持ちが悪いのではと思われるかもしれません。
私達の糖度はチッソ分で作られているのではなく光合成によって作られているのです。
抗酸化力も強く日持ちはとても良くなります。
病害も虫害も連作障害も出ないことに、とても不思議に思われるかもしれません。
でも実は難しいことではありません。
病害、虫害、連作障害、障害の原因となるものを、土の中に入れないことが原則です。
光合成も同じです。原因物質を使用しなければ害は自然に発生しなくなるのです。
微生物は作物に必要な生きた栄養を届けてくれます
微生物が作り出した菌糸が土の中にある有機物を分解してくれるのです。
栄養が土の中で酸化して蓄積することは100%ないのです。
土の中の微生物の働きと光合成の促進によって、いままでとは圧倒的に違う野菜の生産することが可能になったのです。