根菜類は栽培がもっとも難しい作物です
土の中で育つからです。
土壌を団粒にして、根菜が生育しやすい環境をつくらないといけないのです。
それが出来たとしても、もう一つ難しい問題があります。
それは「チッソ成分」です。根菜類はチッソ成分が少ないとうまく育たないと思われています。
そのために「病害」が発生しやすいのです。
チッソが土の中で酸化すると虫害も発生してきます。
サツマイモ、生姜などは典型的な例です。
病害で畑が全滅ということも珍しくありません。
玄米アミノ酸微生物農法
この農法は病害も虫害も連鎖障害も出さない方法だと説明しました。
たぶん多くの人がチッソはどうするのかという疑問があると思います。
チッソは微生物が作り出すのですが方法は二つあります。
一つは微生物が土の中に菌系ネットワークを作り、有機物を分解してチッソを作り出す方法です。
もうひとつあります
チッソを固定させる菌を利用
チッソは土の中にも大気中にもたくさんあります。
しかし、それが利用できないのです。
それはなぜかというと根圏にチッソがない。
チッソを利用して作物が生長することができないからです。
その大切なチッソを根圏に集めてくれる菌が存在するのです。
チッソ固定菌といいます。
このチッソ固定菌がチッソを集める能力は10アール当たり成分量で16kgと言われています。
化成肥料10袋分に相当する肥料成分です。
これだけのチッソ量があれば作物は十分に育っていきます。
しかもチッソ固定菌は生き物です。
酸化することはないのです。
残留して酸化チッソになる可能性は0なのです。
土壌がチッソによって痛むことはないのです。
チッソ固定菌をどのようにして根圏に集めるのか
そこがとても難しいのです。
玄米アミノ酸微生物農法はこの技術の開発をしました。
根圏でチッソ固定菌が長期間働くことができるように技術開発をしました。
チッソ固定菌が長期間働くことができることは不可能だったのです。
これによってチッソの問題は解決しました。
もちろん光合成によっても糖を作り、それを根に供給して、微生物の働きを活発にすることができます。
これを合わせると10アール当たりのチッソは成分量で20kgを超えて作物が育つのに十分なチッソを確保できます。
もちろん、このチッソは微生物が作り出すチッソであって化学的なものではありません
ですから最高品質の根菜が栽培できるのです
おいしさもそうですが栄養成分量がまったく違ってきます。
大半はジュースにして飲用が可能になります。
加工したとしても最高品質の加工品が可能になるのです。